間違い探し英語リスニングって何?


「間違い探し英語リスニング」とは、簡単に言うと
人間の集中力を極限まで引き出し、通常の何倍ものスピードで
英語を覚えることができてしまう勉強法です。
「え!?集中力?自分は集中力が無いから、そんな方法は絶対無理だ!」
「昔から飽きっぽくて英語の勉強とか長続きしないから・・・」
もしあなたがそう思われているとしたら、ご安心ください。
「間違い探し英語リスニング」は、どんなに集中するのが苦手な人でも
簡単に集中して英語学習をすることが出来てしまう方法なのです。
いや、「誰でも簡単に集中できる方法」と言うよりはむしろ
「どんな人でも集中せざるを得ない方法」と言った方が良いでしょう。
「ん?『集中せざるを得ない』ってどういうこと?」
そうなのです、この方法は「簡単に集中できる方法」ではなくて、
「どうしても集中せざるを得ない方法」なのです。
ではその「集中せざるを得ない方法」とは一体どんな方法なのでしょうか?
簡単に言うと「間違い探し英語リスニング」とは、英語に「間違い探し」を組み込んだ方法なのです。
なぜ「英語の間違い探し」で「誰でも簡単に集中」できるのでしょうか?
例えばあなたは、雑誌などでイラストの「間違い探し」をやったことがありませんか?
2つのイラストが左右に並んでいて、一見していると全く同じに見えるのですが
良く見てみると微妙に違う部分があるという、例のゲームです。
例えば、次のイラストを見てください。

・・・どんなイラストだったでしょうか?
「は!?馬鹿にしてるのか?女の子と木の上に猫がいるイラストだろう」
と思われると思います。失礼しました、その通りです。
では次に、以下の2つのイラストを見て下さい。
さっきのイラストと同じに見えますが、
実は2つのイラストには、3つの間違いが隠されています。
雑誌などによくある「間違い探し」と同じですね。
実際にどこに「間違い」が隠されているか、じっくり探してみてください。


・・・さて、3つの間違いは見つかったでしょうか。
実はこれは「間違い探し英語リスニング」を理解するうえで非常に重要な作業ですので、
面倒だと思っても実際に間違い探しをやってみてください。
・・・では、間違い探しの「正解」をお教えいたします。

さて、一番最初にイラストを見たときは、さらっと流し見して
「ああ、女の子と猫の絵だな」
ぐらいにしか思わなかったと思います。
ところが、いざこの「間違い探し」になると、一体どこが間違っているのか
目を皿のようにしてイラストを見つめ、
「あれ、間違いはどこだろう?髪の長さかな?葉っぱの数かな?猫の尾の線は何本だ?」
といった具合に、それまで気にしなかった部分まで真剣に見入ってしまいます。
逆にいうと、「間違い探し」をしていると真剣にならざるを得ません。
それもそのはず、ボーっと見るだけでは間違いなど探し当てることができないからです。
だからこそ、真剣に集中して見つめてしまうのですね。
そしてこの「イラスト間違い探し」の原理を、そのまま英語に応用したのが「間違い探し英語リスニング」なのです。
では「間違い探し」を応用した英語学習法とは、一体どんなものなのか。
それは非常に単純で、イラストの間違い探しと全く同じように、英語を聞きながら間違いを探していく方法です。
一体どういうことなのか、詳しく説明しましょう。
例えば「不思議の国のアリス」という物語の冒頭に
「Alice was beginning to get very tired of sitting by her sister on the bank.」
(訳:アリスは川辺でお姉さんの横に座っているのにとても退屈し始めていました。)
という、とても有名な一文があります。
この英文を、実際の音声で聞いて見ましょう。
「Alice was beginning to get very tired of sitting by her sister on the bank.」
←クリックして音声を聞いてみましょう(Mac / iPod)
物語の冒頭を飾る、とても有名な一文です。
では次に、先ほどと「ほぼ」同じ内容である以下の音声を聞いてみてください。
Alice was beginning to get very tired of sitting by her sister on the bank.
←クリックして音声を聞いてみましょう(Mac / iPod)
・・・さて、いかがですか?
よく聞いてみるとなんだかおかしいと思いませんか?
※気づかなかった方はもう一度英文を見ながら聞いてみてください。
「あれ?なんか少しだけ音声が違うんじゃないか?」
気づかれたでしょうか。
実はこの音声じっくり聞いてみると、上記の英文とは違って
「Alice was beginning to get very tired of sitting by his sister on the bank.」
となっているのです。つまり「her」が「his」に置き換わっているのです。
最初の音声と2番目の音声、一聴するとまったく同じなのですが、
2番目の音声にだけわざと「間違い」が挿入されているのです。
こうやって音声の中にわざと何箇所か「間違い」が挿入されているのです。

普通に英語を「聞き流して」いるだけでは気付きません。
ところがよ~く耳を澄まして、真剣に聞いてみるとどこかおかしい。
このような「間違い」がいたるところに挿入されています。
あなたはこれを、まるで「ゲームのように」探していくのです。
こうすると、あなたは音声を「聞き流す」ことなんてできなくなります。
なぜなら、「集中」して「真剣」に英語音声を聞かないと、
間違いがどこにあるのかなんて探すことが出来ないからです。
先ほどイラストの「間違い探し」の時に真剣に絵を見比べたように、
「ここは"of"かな?」
「あれ、この音声は"where"?"when"?」
といった具合に耳に全神経を集中し、驚くほど真剣に英語を聞くことになっていまいます。
これが「間違い探し英語リスニング」の正体です。
最初に述べたように、これは特に難しい英語学習方法ではありません。 ただ単純に、英語をリスニングして間違いを探すだけですから、どんな人でも簡単に取り組むことが出来ます。
ただ一点、今までの英語勉強方法と決定的に違うのは、
どんな人でも「絶対に集中せざるを得ない」ということだけです。
ここは非常に重要なのでもう一度繰り返します。
この「間違い探し英語リスニング」を使うと、どんな人でも
絶対に集中して英語を聞かざるを得ないのです。
考えてみて下さい。
あなたはこれまでに、それほど集中して英語をリスニングしたことがあるでしょうか?
「英単語一つ一つの違い」を、それほどまでに集中して聞き取った経験はあるでしょうか。
そのような「完全に集中した状態」を簡単に作り出せてしまうのが、
この「間違い探し英語リスニング」なのです。